セルチェックや支援まとめ。
🩺 統合失調症の主な治療と支援
💊 薬物療法（抗精神病薬）
治療の基本は抗精神病薬を使うことです。薬には大きく2つのタイプがあります。
**第一世代（定型抗精神病薬）**は、陽性症状（幻覚や妄想）に効果がありますが、筋肉のこわばりやふるえなどの副作用が出ることがあります。
**第二世代（非定型抗精神病薬）**は、陽性症状だけでなく、意欲の低下などの陰性症状にも効果があり、副作用が比較的少ないとされています。
症状や生活への影響に応じて、医師が薬の種類や量を調整します。中には、薬が効きにくい場合に使われる特別な薬（たとえばクロザピン）もあります。
🧠 心理社会的支援
薬だけでは対応しきれない部分を補うために、さまざまな支援があります。
精神科リハビリテーションでは、
日常生活の動作や習慣を再び身につける訓練を行います。
例としては作業療法やデイケアがあります。
**SST（社会生活技能訓練）**では、
他人との関係の築き方や、
困った場面への対応方法をロールプレイ形式で学びます。
**認知行動療法（CBT）**は、妄想や不安などの思考のくせを見直し
より現実的な考え方ができるように支援する心理療法です。
カウンセリングでは、自分の気持ちを言葉にして整理し
自己理解を深める場になります。
⚡ その他の治療法
必要に応じて、**電気けいれん療法（ECT）**が使われることがあります。
これは薬が効きにくかったり、症状が急激に悪化している場合などに行われます。
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回復を支えるポイント
早めの対応が回復への近道です。症状が軽いうちに支援を始めることで、社会復帰もしやすくなります。
家族や支援者との連携がとても重要です。一人で抱え込まないことが大切です。
地域には、精神保健福祉センター、訪問看護、相談支援事業など多くのサポートがあります。 -
統合失調症のセルフチェックは、症状の気づきや医師への相談のきっかけになります。以下は、岡山の精神科専門病院が提供している簡易チェック項目の一部です
🧠 最近1ヶ月で、以下のようなことはありませんか？
誰もいないのに、自分を責めたり命令してくる声が聞こえる
極度の不安や緊張を感じる
誰かに操られているように感じる
周囲の人が自分の悪口を言っていると感じる
喜びや楽しさを感じなくなった
頭の中が騒がしくて眠れない、または眠りすぎる
人と話すのが苦痛で、誰とも話さなくなった
独り言や独り笑いが増えた
考えがまとまらず、混乱する
部屋に引きこもり、ぼんやり過ごすことが多い
自分の考えが周囲に漏れていると感じる
些細なことに過敏になり、興奮しやすくなった
誰かに監視・盗聴されていると感じる
集中力や判断力が低下した
何をするにも意欲がわかない
このチェックはあくまで参考であり、診断ではありません。
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